2005年10月24日

もしもの時の一枚

grml
備えあれば憂いなしとはよく言ったもので,それはあらゆる分野で共通していえる理念だと思う.PC においてもそれは例外ではなく,バックアップを準備しておくことでもしものデータ消失や OS クラッシュに耐えられるような環境を備えることができる.しかし,事が起きてみないと対処する気になれないのもまた,人間である.事実,自分のドキュメントのバックアップを定期的に取っているユーザなどどれほどのものだろうか?少なくとも,わたしの周囲でそれはゼロに等しい.「自分は大丈夫」「これまで無かったから」そう言ってバックアップを怠り,実際に事が起きてから激しく後悔するのだ.手元に残った作業は「フォーマット」すなわち自らの手でまだデータがあるかもしれないディスクをクリーンする作業なのである.これまでこの作業に涙をもって望んだ人がどれほどいたことか….いや,ちょっと待って欲しい.そのディスク,本当にデータを取り出せないのであろうか?本日紹介するのは grml.Debian ベースのレスキュー Linux ともいうべき,Live-CD ディストリビューションである.テキストベースのこのディストリビューション,見た目とはうらはらに,2.6 カーネルを採用し,emacs や lynx などの豊富なテキストベースのツール群を搭載している.WindowMaker ライクなデスクトップを標準のウィンドウマネージャとして採用しており,とてつもなく軽快なその動作は,レスキュー用途という,その一点に絞った使いかたに特化しているといえるだろう.驚くことに GCC も最新の 4.x 系を採用しており,先進性あふれるその作りは,レスキュー用途だけでなく,多くのディストロフリークを魅了するだろう.圧縮ループバックという特殊な技術によって,700MB ほどの領域に,約 2GB に昇るパッケージとドキュメントを詰め込んだ,レスキューのエキスパート.備えあれば憂いなし,ぜひ手元に置いておきたい一枚である.

関連リンク:
[grml]
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posted by tkr at 23:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | Linux
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